【操作術/ChatGpt 3.5/4】回答中に止まった時のプロンプト

この記事の最終更新日 2023年4月2日 (公開日 2023年4月2日)

ChatGptって、なんか止まるよね

CSSだろうがHTMLだろうが、どのプログラミング言語だろうが、ほぼすべてをマスターしているChatGpt師匠。あらゆる質問に対して、あらゆる引き出しを持っているけれど、引き出しを開けすぎたのか、たまに止まることありますよね。そんな時は「続きを教えて」と入力してそのままちゃんと続きを教えてくれたらいいんですが、なかなかうまくいかないこともある。
今回は、ChatGptが回答中に止ってしまった時に、適切に続きを教えてもらうためのプロンプトを解説していきます。

止まる理由をChatGptに直接聞いてみた

「なぜ止まるのか。そこにChatGptがあるから」
そんなことはありません。この件を調べる・・・というよりChatGptにそのまま質問してみました。

以下、ChatGpt3.5とのやり取りです。


質問したいことがあるんだけど
ChatGptの質問文字数の制限ってあるの?あるなら何文字か教えて?

回答はこちら


はい、ChatGPTの質問文字数には制限があります。現在、1回の質問で
最大で2048文字まで入力することができます。もし質問がそれ以上の
文字数を超えている場合は、複数回の質問に分けて送信することができます。

止まる明確な理由がありました。文字数制限だったわけですね。
ちなみに、別で質問をしたのですが、ChatGptの回答文字数制限も同じ2048文字までという回答を得ています。
※この回答は3.5の場合です。

さらに質問を


なるほど、ちなみに複数回にわけて質問する場合
どのように質問すると、同じ質問って理解してもらえるの?

回答はこちら


複数回にわけて質問する場合、最初の質問に続けて「前回の続きの質問です」
と明記することで、ChatGPTが前回の質問と新しい質問が関連していることを
理解することができます。また、各質問の番号を付けることもできます。例え
ば、最初の質問を「質問1」とし、次の質問を「質問2」として、それぞれの
質問に対して回答を提供することで、混乱を避けることができます。

概ね得たい回答を得ることができました。上記の回答だと、複数回に分けての質問を主軸とした回答になっているため、文章が途中で途切れてしまった時のことなどは、あまり配慮されていないようにも感じます。

「回答の文中にとぎれて終わってしまった場合」にどのようにすればいいのか
ここからが本題。

ちょっと癖があるChatGpt3.5

【必須級/ChatGpt Prompt】プロの仕事をさせる質問テクニックの記事文中で、実際に質問している内容を掲載しているのですが、途中で途切れて止まっている部分がありました。

止まる実例・適切に続きの回答を得るための実例として前回と同じ質問をしてみます。


新しいWEBサイトを立ち上げるため、参考にできるサイトを探している
以下の条件で探して10件ほど挙げて

【条件】
・サイト名とURLをつけて
・日本国外のWEBサイト
・視認性が良い
・デザインが良い、もしくは評価されている
・流行を取り入れている

【提案の形式】
・100字ほどで、解説してほしい
・そのサイトのどような箇所を模倣したら良いかの解説を入れて

上記質問に対しての回答はこちら


Awwwards - https://www.awwwards.com/
Awwwardsは、クリエイティブなウェブデザインの最新のトレンドを紹介するサイトです。
視覚的に美しく、革新的なデザインを優れたサイトに選定し、そのデザインのアイデアを
共有しています。アニメーション、タイポグラフィー、カラースキーム、デザイン要素
などを参考にしましょう。

Behance - https://www.behance.net/
Behanceは、グラフィックデザイン、写真、イラスト、アートディレクションなどのトッ
プクリエイターが自分のポートフォリオを公開するためのプラットフォームです。ウェブ
サイトデザインにおいては、特にUIデザインを見ると、ビジュアル的なアイデアやレイア
ウトの組み合わせ、フォント、カラーパレットなどを参考にすることができます。

Dribbble - https://dribbble.com/
Dribbbleは、デザイナーのためのプラットフォームで、プロジェクトを共有し、ネット
ワークを構築することができます。デザイン要素を検索し、最新のウェブデザイントレン
ドにアクセスすることができます。例えば、レイアウト、ボタン、アイコン、フォント
などの要素が多数あります。

Smashing Magazine - https://www.smashingmagazine.com/
Smashing Magazineは、Webデザインや開発に関するトピックを扱う情報サイトで、デザ
インの観点からアプローチすることができます。記事やチュートリアルを通して、ユーザ
ーエクスペリエンス、デザイン要素、カラースキーム、レイアウトなどを参考にすること
ができます。

SiteInspire - https://www.siteinspire.com/
SiteInspireは、優れたウェブサイトのデザインを紹介するプラットフォームです。デザ
インのカテゴリー別にサイトが分類されており、素晴らしいレイアウト、色、タイポグラ
フィ、UI/UXデザインのアイデアを取り入れることができます。

Pinterest - https://www.pinterest.com/
Pinterestは、画像の共有サイトであり、最新のウェブデザイントレンドにアクセスする
のに最適な場所です。検索機能を利用して、ウェブサイトのカラースキーム、

上記回答は、省略せずに掲載いたしました。URL部分等も含み文字数をカウントしたところ1028文字。制限文字数よりだいぶ少ない気がしますが、体感この文字数あたりで止まることが多い気がしています。1バイト文字と2バイト文字による違いかとも思いましたが、英語での文字数制限を同様に確認したところ「ChatGPTに対する質問の文字数には厳密な制限はありません」と回答が返ってきました。ネット上では1万文字(英語)近くでエラーになると記載があったりしたので、サーバーの混み具合?や文字数が十分との考えでこのような答えなのかもしれません。
日本語での質問は英語と違い、システム内部で質問の日本語を英文に自動翻訳→英文で回答後→日本語に自動翻訳。あくまで推測ですが、このような手順を内部的に辿っていることで、回答のあった2048文字より大幅に少ない文字数で止まるのでは?と思いました。

続きを教えてでうまくいかない場合に

本題にもどります。途中で止まってしまった場合に「続きを教えて」と質問した時に起こり得る問題として
・続きと言っているにもかかわらず最初から回答を始めることがある
・一応続きから回答をするが、一部省いてしまうことがある(箇条書きで解説入の回答など)
・定型で回答を得ている場合、レイアウトが崩れてしまうことがある(プログラムのコードなど)
・全然違う回答を始めることもある

このようなことが起きたりします。

これらを回避するために、止まってしまった場合、私は以下のような質問をしています。


Pinterest - https://www.pinterest.com/
Pinterestは、画像の共有サイトであり、最新のウェブデザイントレンドにアクセスする
のに最適な場所です。検索機能を利用して、ウェブサイトのカラースキーム、

ここで止まったから、ここから続きを教えてほしい

上記のように、止まった部分をコピーした上で、そこで止まったということを理解してもらうような質問をしています。概ね、この方法で続きを教えてくれると思いますが、それでもうまくいかない場合は回答を一旦止めて、もう一度同じプロンプトで質問をすることで解決できると思います。ちなみにChatGpt4の場合、ほぼ「続きを教えて」のみで、しっかりと途切れたところから開始してくれます。(まれに失敗することもあります)学習の頻度?によってAIが成長すると考えるのであれば、3.5でもそのうち「続きを教えて」だけでも適切な回答を得ることができるかもしれません。

再開ボタンを実装してほしい

うまくいかない場合にお試しください

ほとんどの場合は「続きを教えて」で大丈夫なChatGpt師匠ですが、たまにだめだったりするので、前述の質問方法を試してみてください。ChatGpt4においても「続きを教えて」でダメ(その時は最初から回答してくれて、同様に途中で止まるのを繰り返す)なこともありました。「途中で止まっている」「特定の部分までは回答を得ている」「その続きだけ回答してほしい」この3点をChatGptに理解してもらえるような形にすれば、適切に続きを教えてくれると思います。ChatGpt4の場合は時間内の回数制限もあるので、途中で止まったら適切に続きを教えてくれるような再開ボタン的なものを用意してくれたら嬉しいのに。

それではみなさん良いChatGptライフを(´・ω・`)b

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